褒斜道(読み)ほうしゃどう

世界大百科事典(旧版)内の褒斜道の言及

【四川[省]】より

…ただ,漢の勢力が及んだのは現四川省では四川盆地および南西部までで,西部高原の雅礱江や大渡河,金沙江の上流部は西羌(せいきよう),白狼夷(はくろうい)の地であった。当時,黄河水系渭水盆地がもっとも開けており,漢中から北の秦嶺を越える〈桟道〉の一つ,渭水と漢水とを結ぶ〈褒斜(ほうしや)道〉も開通,河底を深く掘削できなかったため,水路は利用不可能であったが陸路は完成した。後漢には嘉陵江上流,陝西南部の西漢水流域まで開発が及び,一部,航運が可能となった。…

※「褒斜道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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