西光寺(京都)(読み)さいこうじ

世界大百科事典(旧版)内の西光寺(京都)の言及

【空也】より

…948年(天暦2),比叡山に登って天台座主延昌について受戒し,光勝の名を与えられたが,その後も民間の布教僧として活動し,京都に疫病が流行すると,世人に呼びかけて,1丈の十一面観音像,6尺の梵天・帝釈天,および四天王の像を造り,大般若経600巻の書写をする願を発した。この大願は963年(応和3)に成就し,賀茂の河原で盛大な供養が行われ,その地に西光寺が建てられた。空也はこの寺で70歳の生涯を終えた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」