世界大百科事典(旧版)内の西巻興三郎の言及
【美術批評】より
…1952年(昭和27)1月,戦後美術の出発期にあって日本の美術界が直面している問題,とくに批評と創造の問題を多面的に検討し,新鋭美術家・批評家を支援する目的をもって美術出版社から創刊された。編集長は西巻興三郎。まず,美術家がかかえている苦悩・批判を繰り返しアンケートにより引き出し,美術界に根をおろしている印象批評や技術批評を俎上(そじよう)にのせ,さらに河原温,石井茂雄ら新人作家を紹介し,針生一郎,瀬木慎一や,新人評論募集に入賞した東野芳明,中原佑介らの新鋭批評家を登用して,創造的美術批評のあり方を模索し続けた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」