世界大百科事典(旧版)内の西洋胴乱の言及
【がまぐち(蝦蟇口)】より
…古くは小銭入れに巾着を用いていたが,明治初年に輸入ドル入れを模してがまぐちが考案された。口金がガマ(蝦蟇)の口のように開くところから〈がまぐち〉の名がついたもので,初期には蝦蟇巾着,西洋胴乱と呼ばれ,肩にかけたり,腰に下げたりした。《東京繁昌記》(1873)に,〈とんびの躱(かくし)よりがま口を取り出しながら,つけを見せなと催促す〉とあり,そのころには一般的となっていたことがわかる。…
※「西洋胴乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」