世界大百科事典(旧版)内の西長尾5号窯の言及
【窯】より
…10世紀後半以降には分炎柱が固定化した。なお畿内では10世紀末以降に壺・甕と碗・皿類の分業生産が始まり,碗・皿窯として京都府亀岡市西長尾5号窯のような,楕円形の平面で床面に多数の柱を立て,その上に貼床をして多数の小孔を設けた昇炎式の窯が築かれているが,他に例をみない。12世紀には兵庫県明石市魚住38号窯のような煙管状窯が,岡山県浅口郡鴨方町沖の店1号窯や北九州市屛賀坂窯など瀬戸内海沿岸に広がっている。…
※「西長尾5号窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」