見者の手紙(読み)けんじゃのてがみ

世界大百科事典(旧版)内の見者の手紙の言及

【ランボー】より

…後世のいう〈反抗者〉または〈無頼漢〉ランボーの出現である。71年のパリ・コミューンに際しては革命的情熱を噴出させる一方,同年5月の〈見者の手紙Lettre du voyant〉と呼ばれる2通の私信で,独自の詩的覚醒を告げる信念を表明,詩人はあらゆる感覚の方法的攪乱により〈未知〉に到達すべきであるとした。この自覚に立つ《母音》《酔いどれ船》などの詩編は初期の代表的傑作で,急速に移動する視点がとらえた万象の客観的イメージの定着という,彼の詩の特性がすでに十分に現れている。…

※「見者の手紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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