視交叉(読み)シコウサ

デジタル大辞泉 「視交叉」の意味・読み・例文・類語

し‐こうさ〔‐カウサ〕【視交×叉/視交差】

《「視交叉部」とも》⇒視神経交叉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の視交叉の言及

【視神経】より

…視神経を形成する繊維は,ヒトでは一側で約100万本もあるといわれている。網膜の神経繊維が集合している部位を視神経乳頭または単に乳頭ともいい,両眼からの視神経が交叉(こうさ)する部位を視交叉(視神経交叉,視束交叉)という。視神経は視神経乳頭の後方の網目状の強膜篩状(しじよう)板までは無髄であるが,それ以後は有髄となり,シュワン鞘をもたないことから,神経繊維の再生は不可能と考えられている。…

【目∥眼】より

…錐状体の障害では視野の中心部が見えにくくなり,中心暗点という。視交叉(しこうさ)およびそれより上の視覚路の異常では視野の半分が見えなくなり,これを半盲という。視野視力(4)視覚路 光刺激によって,興奮した視細胞からの視覚信号は,まず双極細胞(水平細胞)を経て網膜神経節細胞に送られる。…

※「視交叉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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