世界大百科事典(旧版)内の親和劇場の言及
【小劇場】より
…カンマーシュピーレとは,もともと〈室内劇〉の意味で,A.ストリンドベリも自分の戯曲のある種のものにこの名を与えていたし,拡大して考えればH.イプセンの《幽霊》などの劇も室内劇と考えられよう。またストリンドベリ自身は,ラインハルトの試みの翌年,故国スウェーデンでもっと小さい〈親和劇場〉を開場している。1911年にはミュンヘンに,18年にはハンブルクにもカンマーシュピーレが開場しているが,ドイツではこの〈室内劇場〉が小劇場と同じ意味で使われるようになり,商業劇場とは違った実験的な演劇運動の拠点という側面をもつようになった。…
※「親和劇場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」