世界大百科事典(旧版)内の記号素の言及
【二重分節】より
…人間の限られた記憶力に可能なのは,多数とはいっても数の知れた意味の切片であり,人間はその数千から数万の意味の切片を組み合わせて,無限の多様性をもつ〈せりふ〉をつくり出す。こうして一つ一つの〈せりふ〉(〈発話〉〈文〉)はごく小さな意味の切片(〈記号素monème〉)に分節され,その切片の認知と,切片の組合せ方の認知とによって内容が決まることになる。この分節が〈第一次分節〉といわれるものである。…
※「記号素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」