世界大百科事典(旧版)内の許容限界寸法の言及
【製図】より
…(8)寸法の許容限界記入方法 ある品物を製作する場合,例えばある部分の直径が50mmと指定してあったとしても,実際にそれを50.000……mmのようにきわめて正確に仕上げることは不可能であるし,また多くの場合その必要もない。したがって,実際には,その製品の機能を満たし,かつ加工上ももっとも有利なように,適当な大小二つの許容限界寸法(最大許容寸法および最小許容寸法)を定め,その間の大きさに品物が仕上がればよいようにしている。この最大・最小許容寸法の差を寸法許容差といい,これを図面上で指示するには,基準となる寸法(基準寸法という)を示す寸法数値の次に,寸法許容差の数値をやや小さく,上下に並べて書く方法,大小の許容限界寸法としてこれを上下に書く方法,寸法許容差の記号(はめあい記号)による方法などが用いられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」