世界大百科事典(旧版)内の許遜の言及
【浄明道】より
…浄明忠孝道とも呼ばれ,13世紀末の道士,玉真先生劉玉を開祖とする。しかし,宗派の淵源は古く,晋の許遜(許真君)に胚胎し,唐の胡恵超を経て,許遜信仰の高まりの中で,元代に劉玉によって大成され,以後,黄元吉,徐異に継承された。その教法の中心は本心が浄明(きよらかで明るい)であること,実践においては忠孝を貴ぶことに置かれており,《浄明忠孝全書》にこの宗派の重要文献が収録されている。…
※「許遜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」