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訴因変更

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

訴因変更

検察官が公判の途中で、起訴状に記載した事実の範囲内で該当する罪名を変更したり追加したりすること。裁判所は訴因に対してしか判断できないが、刑事訴訟法は、審理の経過をみて適当と認めたときには検察官に訴因変更を命じられると定めている。例えば、ほかの訴因に変更すれば明らかに有罪なのに、検察官の主張する訴因のままだと無罪になると判断した場合などに変更を命じるケースなどが想定されている。ただし、検察官は命令に従わなくても構わないとされる。

(2007-12-18 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

世界大百科事典内の訴因変更の言及

【起訴】より

…ただし,訴因の変更は無制限に許されるものではなく,公訴事実の同一性が認められる範囲に限られる。まったく公訴事実が異なる場合には,訴因変更ではなく,別事件として起訴するほかない。罪名は,適用すべき罰条を示して,起訴状に記載しなければならない。…

【訴因】より

…また,訴因は,1罪について1個として特定する必要がある(一罪一訴因の原則)。 検察官は,証拠の提出に先立って,または証拠調べの経過に伴って,起訴状記載の訴因の追加・撤回・変更(以下訴因変更という)を許可するよう裁判所に請求することができる(実務上は予備的追加の方法で行われる場合が相当ある)。訴訟は性質上浮動的側面をもつので,検察官の負担や被告人の利益等を考慮して,これを許したわけである。…

※「訴因変更」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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