話合い(読み)はなしあい

世界大百科事典(旧版)内の話合いの言及

【多数決】より

…全員一致主義は当事者間の適正な妥協調整を促す働きをするが,その反面,異論を封じ込める大勢順応的な空気が支配するところではかえって少数意見の抑圧につながる。共同体的に編成された地域社会や職場社会など事実上自由に離脱できない社会関係での全員一致主義は,そのようなものとして機能し,〈根回し〉や〈話合い〉も,少数意見のくみあげよりはむしろ少数意見の公然化を事前に抑制する働きをする。それに対し,複数の意見が対立しあっていることが社会のあるべき姿とみる多元主義的世界観のもとでは,多数決による多数・少数関係の公然化はむしろ好ましいと考えられる。…

※「話合い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む