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説話集 せつわしゅう

大辞林 第三版の解説

せつわしゅう【説話集】

説話を多く集めた作品。ある基準・目的に従って分類したものと、雑然と配列しただけのものとがある。日本では、奈良時代の日本霊異記に始まり、平安時代の今昔物語集のほか、特に鎌倉時代を中心に、多くの集が編まれた。

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世界大百科事典内の説話集の言及

【説話文学】より

…特定個人の名において制作されても,常にその背後に,素材の伝承過程に加えられた多数者の創作行為が潜在している点に文学的個性がある。それがある意図のもとに集成されたものが説話集で,説話文学は独自の文学的領域を形成している。 わが国での説話の採録は記紀以前にさかのぼるが,集的形態をとるようになったのは奈良時代末から平安初頭にかけての時期で,現存最古の説話集は9世紀初頭に成った《日本霊異記(にほんりよういき)》である。…

【百科事典】より

…中世・近世を通じて次々に作られた語句類聚形式の教科書は,きわめて簡略な形ではあるが,多方面の知識を集約している点で,百科事典的な性格をもっている。また,整然とした中国の類書から離れて,公家社会に伝えられる雑知識を説話の形で記述し,数々の説話を集積することが平安時代後期から盛んになったが,説話を分類し秩序立てて配列しようとした説話集は,種々雑多な知識を総合しようとしている点で,百科事典的な性格をもった。700余の説話を20巻30項目に分類編成した《古今著聞集(ここんちよもんじゆう)》は,鎌倉時代中期の公家文化の百科事典ともいうべき面をもっている。…

※「説話集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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