世界大百科事典(旧版)内の調性和声法の言及
【協和音】より
…古代ギリシアでは1から4までの数で表される音程(完全1,8,5,4度)だけが協和音程と見なされていたが,これは西欧最初のポリフォニー音楽である9~10世紀のオルガヌムにも適用された。一方,長・短調の音組織に基づく調性和声法では3度が決定的な意義をもつ。イギリスでは古くから3度が愛用され,やがて大陸でも多用されるようになったが,理論的にはかなり後まで不協和音程と考えられていた。…
※「調性和声法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」