調性格論(読み)ちょうせいかくろん

世界大百科事典(旧版)内の調性格論の言及

【調】より

… 調の性格についていえば,16世紀以来長調(長旋法)は明るく,短調(短旋法)は暗い表現に適するとされ,また調号に嬰記号(シャープ)をもつ調(嬰種調)は高揚した気分を,変記号(フラット)をもつ調(変種調)は沈静した気分を表すことが多い。さらに,平均律以前の中全音律(音律)においては調によって音階内部の音律的な音程構造が異なるので,種々の調はそれぞれ固有の性格をもつとされた(調性格論)。12平均律の場合は調による音程構造の相違が存在しないので,原理的には各調に固有の性格もありえないが,歴史的慣習によって,たとえばヘ長調は牧歌的・田園的表現に適すると考えられている。…

※「調性格論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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