調所笑左衛門(読み)ずしょしょうざえもん

世界大百科事典(旧版)内の調所笑左衛門の言及

【調所広郷】より

…江戸後期,薩摩藩の財政担当者。通称笑左衛門。茶坊主より昇進して1833年(天保4)家老となる。1830年島津重豪(しげひで)より,破局財政再建のため,(1)以後10年間に50万両の貯蓄,(2)50万両のほかに平時ならびに非常時の手当金の貯蓄,(3)500万両の古借証文の回収を命ぜられる。まず経済学者佐藤信淵の意見を聞き,また出雲屋孫兵衛ら経済専門家を配下に集めて着手した。改革の主柱としたのは大島,徳之島,喜界島3島の黒糖の総専売であり,ハゼ蠟,コウゾ,ナタネ,ウコン等の諸国産の開発専売を強行した。…

※「調所笑左衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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