世界大百科事典(旧版)内の調整所得金額の言及
【平均課税】より
…平均課税の対象とされる範囲は,臨時所得についてはその全額,変動所得については前2年の変動所得の平均額を超える額であり,この二つの合計額(これを平均課税対象額という)が課税総所得金額の20%以上である場合に,平均課税の選択が認められる。調整の方法は,課税総所得金額から平均課税対象額の5分の4に相当する金額を控除した金額(これを調整所得金額という)を課税総所得金額とみなして計算した金額と,課税総所得金額から調整所得金額を控除した金額(平均課税対象額の5分の4)に調整所得金額に対する上記の税額の割合をかけて計算した金額をそれぞれ算出して,両者を合計したものがその年の税額となる。計算の方法はやや複雑であるが,以上の計算により変動所得と臨時所得は5年間にわたって平均化され,課税されることになる。…
※「調整所得金額」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」