講唱文学(読み)こうしょうぶんがく

世界大百科事典(旧版)内の講唱文学の言及

【唱導】より

… 以上は,民衆教化の手段として六朝以来用いられてきた〈唱導〉に限定して述べたのであるが,唐代の中期以後(9世紀以降)になると,寺院や盛場で〈俗講〉が流行するようになった。寺院では俗講僧が,盛場では講釈師が口演したが,それらの語り物を総称して〈講唱文学〉と呼ぶのが,現在日中の学者の共通した呼称である。この俗講も語りだけでなく歌唱をも含むので〈講唱〉と呼ぶのであるが,それが従来の〈唱導〉の継承発展であるにしても,その過程の細部はまだ十分に明らかではない。…

【変文】より

…またこれは変場で興行されただけでなしに,妓女や女の旅芸人によっても語られたことは,それを詠んだ李賀や吉師老の詩によって知られる。 このような唱い語りの作品を一般に〈講唱文学〉と呼ぶが,発見された写本には語りだけのものや,唱いだけのものや,また対話体のものなどもあって,それらを変文との関係でどう位置づけするかは,まだ未解決の問題である。《敦煌変文集》(北京,1957)はこれらの作品をも含めた包括的な集成であるが,その本文校訂はまだ不十分であり,豊富に用いられている当時の口語についても,十分には解明されていない。…

※「講唱文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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