世界大百科事典(旧版)内の謡曲本の言及
【謡本】より
…能の詞章を記し,それに節付けを示す譜を傍記したもの。ただし,アイ(間狂言)の言葉は除外または省略されているのが普通で,これは,謡本が能の上演台本(能本)というよりも,謡曲を学ぶための稽古本という性格が強いからであり,謡曲本ともいう。現在,シテ方各流とワキ方1流の謡本が刊行されているが,それぞれ特色ある書体と趣をもっている。…
※「謡曲本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」