世界大百科事典(旧版)内の警察責任の原則の言及
【警察】より
…これらは,事実行為の発動権限を警察官が把握している以上,人権擁護の見地からとくに要請されるものである。 行政法学においては伝統的に,警察権限行使の限界に関する理論として,(1)警察消極の原則,(2)警察責任の原則,(3)警察公共の原則,(4)警察比例の原則をあげ,これを条理上の法原則として説明してきた。警察消極の原則とは,警察が公共の安全と秩序に対する侵害の具体的危険性が存在するときにそれを除去するためにのみ行使されるべきだとする原則である。…
※「警察責任の原則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」