世界大百科事典(旧版)内の讃嘆文の言及
【造像記】より
…これらは造像の素材の種類に関係し,材質によく適合し,かつ恒久性を有するものが選択されている。次に記銘の内容によって造像銘,修理銘,願主銘,作者銘などに分けられるが,その内容をさらに細かく分別すると,像主名(尊像名),造立願文(経緯,趣旨),讃嘆文(名号,経文,偈頌,真言,陀羅尼),願主名,施主結縁者名,作者名,造立紀年銘などである。しかしこれらの内容をすべて備えるものは少なく,むしろこのうちの幾つかの項目を記銘する場合が多い。…
※「讃嘆文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」