世界大百科事典(旧版)内の象嵌タイルの言及
【タイル】より
…近世以降,英語のタイルという語は屋根や壁や暖炉などの建築の表面にはられた薄板の意で,必ずしも陶製とは限らず,その素材によってブロンズ・タイル,マーブル(大理石)・タイル,スレート・タイルなどの呼称もある。一般に陶製のタイルは表面の釉薬や装飾様式によって鉛釉タイル,スズ釉のラスター彩ならびに色絵タイル,レリーフ・タイル,モザイク用タイル,象嵌タイルなどに分類されるが,その大きさや形状は時代や地域によってかなり異なる。また陶製のタイルの種類にはテラコッタ,陶器,炻器(せつき)があり,現代では特殊な装飾タイルを除いては一般には磁器タイルが用いられている。…
※「象嵌タイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」