世界大百科事典(旧版)内の豪雨型山崩れの言及
【山崩れ】より
…例えば崖崩れは,第2次大戦前までほとんど問題にならなかったが,その後自然条件を無視した無理な開発にともなって,東京,横浜を中心に関東ローム層に覆われた台地のへりや段丘崖,南九州のシラス台地の崖に多発して,しばしば災害をもたらしている。これらの山崩れは,豪雨か地震が引金となって発生するものがほとんどで,前者を豪雨型山崩れ,後者を地震型山崩れとして区別することもある。地表数十cmの土砂や岩屑層のみが動く比較的小規模な豪雨型山崩れは,豪雨後3時間までの間に,傾斜30~40度の斜面に発生しやすい。…
※「豪雨型山崩れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」