世界大百科事典(旧版)内の貝殻状断口の言及
【鉱物】より
…裂開とは,通常へき開がみられない鉱物で,特定の結晶だけが特定の結晶面にそって割れやすいことをいい,その破面が平面を呈することにおいてへき開と同様であるが,その結晶構造などとはそれほどの関係はなく,集片双晶,内部に生じた応力,包有物の配列などにより発生するものと考えられる性質である。また不規則な破面を示す場合を断口と呼び,ガラスの破面に現れる不整形の同心円状の形となる貝殻状断口(水晶などにみられる),木材を折った状態の裂木状断口のほか,平滑状断口,土状断口などがある。(3)硬度 鉱物は一般にもろく,いろいろ異なった硬さを示している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」