世界大百科事典(旧版)内の貨幣国定説の言及
【貨幣】より
…やがてはこの獣そのものではなく,この獣のなんらかのシンボルが宗教国家によって広く流通せしめられるようになる。(5)貨幣国定説 これはG.F.クナップが《貨幣国定説》(1905)において主張したもので,貨幣の歴史的起源に関する説ではなく,貨幣の本質をどこに求めるかを示唆する,いわば理論上の起源説である。上記の宗教起源説は暗に宗教国家の存在を前提していたが,当説は国家(必ずしも宗教国家ではない)の存在を前提する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」