貯溜式灌漑(読み)ちょりゅうしきかんがい

世界大百科事典(旧版)内の貯溜式灌漑の言及

【エジプト】より

…毎年6月半ばより10月までの約4ヵ月間,ナイル川に流入する青ナイルとアトバラ川の水源であるエチオピア高原の季節的降雨を集めて増水した河水は,両岸の沖積原を覆う。この期間は主要作物である麦類の休閑期にあたるため,水路によって堤防で囲った耕地に増水を導き,約1ヵ月間冠水したままの状態に保つというエジプト独特の貯溜式灌漑が案出され,エジプトを古代世界最大の穀倉とした。まさにエジプトは〈ナイルの賜(たまもの)〉(ヘロドトス《歴史》2巻5節)であり,古代エジプト人は川を恵みの神ハピHapiとして崇拝した。…

※「貯溜式灌漑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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