貿易有害無益論(読み)ぼうえきゆうがいむえきろん

世界大百科事典(旧版)内の貿易有害無益論の言及

【海防論】より

…鎖国という言葉自体がこの時期の産物である。鎖国論にもさまざまな立場があるが,貿易は日本有益の品と外国無用の品を交換するものだという貿易有害無益論が,キリスト教排斥論とともに,ほぼ共通の前提となっていた(この理論は以前からあった)。 鎖国論のなかで重要なのは,1820‐30年代に完成する水戸学攘夷論である。…

※「貿易有害無益論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む