世界大百科事典(旧版)内の賃金支払原則の言及
【賃金】より
…工業化された社会においては,大多数の人々が自分の労働を雇主に提供することによって生計をたてている。この労働の代償として受け取る報酬が賃金である。工業化が起こる前は,生産の規模も小さく,労働者の役割や地位はほとんど慣習や法によって規定されていた(領主と農奴,親方職人と見習工など)。しかし,近代の産業社会は工場などの生産規模を増大させ,雇う者と雇われる者との関係を著しく没個人的なものに変換してしまった。…
※「賃金支払原則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」