世界大百科事典(旧版)内の資本逃避防止法の言及
【為替管理】より
…このほか,為替管理ほど直接的ではないが,たとえば,輸入保証金制度,利子平衡税,非居住者預金に対する付利禁止ないし手数料徴収などの規制を導入して,特定の対外取引を経済採算上不利なものにさせる間接的な管理も行われる。
[為替管理の歴史]
日本の為替管理の歴史をみると,その端緒は,1930年代の大不況期に世界経済のブロック化が進み為替管理が普及するなかで,32年に制定された〈資本逃避防止法〉である。翌33年同法は廃止され,資本取引以外の対外取引も管理する〈外国為替管理法〉が同年施行された。…
※「資本逃避防止法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」