《資治通鑑考異》(読み)しじつがんこうい

世界大百科事典(旧版)内の《資治通鑑考異》の言及

【資治通鑑】より

…史料は,正史・実録はいうにおよばず広く野史・小説のたぐいも利用しており,歴史資料集としても価値が高い。書法よりも事実を尊重し,史料に対する厳正な姿勢は,同時に著された《資治通鑑考異》によってうかがうことができる。なお,編纂の協力者として,劉恕,劉攽(りゆうぶん),范祖禹(はんそう)らの名を逸することはできない。…

【歴史】より

…しかし清朝考証学も司馬遷以来の長い学問的伝統のうえに築かれたものであった。たとえば北宋の司馬光が膨大な史料を取捨選択して編修した《資治通鑑》は,その副産物として《資治通鑑考異》という考証過程を述べた書物を生んでいる。近代歴史学にも擬すべき新しい潮流がとくに宋代以後に起こり,清朝乾隆・嘉慶時代には考証史学の全盛をもたらした。…

※「《資治通鑑考異》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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