世界大百科事典(旧版)内の赤城山信仰の言及
【赤城山】より
…石神と称されたのは,三夜沢赤城神社の北西尾根に櫃石(ひつぎいし)と呼ぶ巨石があるためで,これは古代祭祀遺跡の一つで磐座(いわくら)とみなされている。しかし今日では赤城山信仰の中心は沼神におかれており,《神道集》の赤城山縁起や後の《赤城山御本地》などでも沼神が中心になっている。《神道集》には赤城大明神(大沼,本地千手観音),高野辺大明神(小沼,虚空蔵菩薩)の二所明神に覚満大菩薩(地蔵岳,地蔵菩薩)を加えて赤城三所明神が成立したと記されている。…
※「赤城山信仰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」