世界大百科事典(旧版)内の赤外カラーフィルムの言及
【赤外線写真】より
…なお,赤外写真用フィルムが入手できない場合でも,赤外増感色素を10mg/10ml程度のエタノール溶液とし,この溶液に暗室中でパンクロフィルムなどを浸して乾かすと赤外用フィルムができる。 カラー写真の時代に入ってカラー感光材料の技術が赤外線写真にも採り入れられて赤外カラーフィルムが市販されるようになった。赤外カラーフィルムは赤外線に感ずる乳剤,赤感光乳剤,緑感光乳剤の3乳剤を重ねて塗布したもので,撮影後に赤外感光層をシアンに,赤感光層をマゼンタに,緑感光層を黄に発色する。…
※「赤外カラーフィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」