世界大百科事典(旧版)内の超優性の言及
【多型】より
…遺伝子頻度にして約1%以上の変異が存在するときに遺伝的多型という。遺伝的多型のうち平衡多型balanced polymorphismはヘテロ接合体がいずれのホモ接合体よりも自然淘汰に有利である(これを超優性という)ため,2個の対立遺伝子が環境の変動がないかぎり安定して共存し続ける場合で,ショウジョウバエの逆位染色体の多型がその例である。かつて自然淘汰に有利であり,集団の大部分を占めていた遺伝子も環境変化などにより不利となれば,遺伝子頻度は減少する。…
※「超優性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」