超音波風速温度計(読み)ちょうおんぱふうそくおんどけい

世界大百科事典(旧版)内の超音波風速温度計の言及

【風】より

…主として実験や研究用としては,白金やニッケルの細線を電気的に熱し,風によって失われる熱量を測定して風速を求める熱線風速計や,風の力を利用した風圧板型風速計やダインス風圧計と呼ばれるものもある。最近では超音波を使い,そのドップラーシフト(ドップラー効果)を利用して風速変動と同時に温度変動も測定できる超音波風速温度計が実用化され,大気環境調査などに広く利用されるようになってきた。上空の風を測定するには,水素やヘリウムを詰めた軽い気球を放球し,これをトランシットやレーダーにより追跡したり,大きな気球に測定器を搭載して行う方法や,音波を上空に発し,そのドップラーシフトを測定して風向風速を測定しようとする試み(ソーダーと呼ばれている)も行われている。…

※「超音波風速温度計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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