世界大百科事典(旧版)内の趙昱の言及
【二郎神】より
…李冰は灌県を流れる岷江(みんこう)の治水(都江堰)に功績があったので,古くから信仰されていたが,宋代に分化してその子二郎の神格が生まれたと考えられる。また隋の煬帝(ようだい)が蜀の嘉州太守に任じ,同じく治水に功績のあった趙昱(ちよういく)とする説もある。治水の神として各地にまつられたが,のちに原神格から転じて,蘇州では病気治癒の神として,北京では幼童保護神として信仰されたことも知られる。…
※「趙昱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」