世界大百科事典(旧版)内の足柄道の言及
【箱根[町]】より
…その道筋は駿河横走(よこばしり)駅(現,静岡県駿東郡小山町竹之下あるいは御殿場市六日市場付近か)から足柄峠を越えて相模坂本駅(現,南足柄市関本)に通じていた。なお,この足柄道のほかに,駿河から乙女峠を越え,仙石原を経て碓氷(うすい)峠を越え,明星ヶ岳と明神ヶ岳の外輪山を通過して坂本に至る道があったとみる説もある。足柄道は《万葉集》はじめその記述が多くみられる。…
【道】より
…1888年出版の2万分の1地形図矢倉沢村を見ると,当時の〈従小田原駅至甲府道〉をそれて〈地蔵〉〈倉〉地籍を通る小道がある。この道の西北,県境に近く739.4mのところに足柄峠があり,この道を足柄道と呼んでいる。この道は倉近くから尾根通りを通って,駿河国駿東郡竹之下村に向かっている。…
※「足柄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」