世界大百科事典(旧版)内の足立一之の言及
【折紙】より
…これは折紙を代表する〈折鶴(おりづる)〉を,2羽から97羽まで計49種類にわたる連続形として,いずれも1枚の紙からつなぎ折りするための展開図と完成形によって,狂歌を添えて示したものであるが,その序文では折鶴はすでに衆知のものと記されている。もう一つ具体的資料として知られるものに,足立一之が1845年(弘化2)までの数十年間,個人の備忘録として記録した232冊のノート中の《斯哉等草(かやらぐさ)》と題した2冊の書がある。そこには熨斗,包形からはじまって,植物,昆虫,獣,鳥,人形などバラエティに富んだテーマの折り方が計48点記録されている(佐久間八重女《古典折り紙》(1981)にその主要部分が紹介されている)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」