路子工(読み)みちこのたくみ

世界大百科事典(旧版)内の路子工の言及

【飛鳥美術】より

…これと歩調を合わせるように翌年慧慈も高句麗に帰国する。 一方同じころ百済人路子工(みちこのたくみ)が御所の南庭に須弥山形および呉橋を構え,百済人味摩之(みまし)も伎楽を伝えるなど百済からの来朝あいつぎ,613年には飛鳥と難波を結ぶ竹内街道が開通し(紀),これによって難波との直結をねらった,斑鳩宮の存在価値は半減する。これ以後聖徳太子は政治の舞台から後退し,615年には帰還する遣隋使に従って百済の使いが朝貢するなど,蘇我氏による百済路線復活のきざしがうかがえる。…

※「路子工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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