跳竈王(読み)ちょうそうおう

世界大百科事典(旧版)内の跳竈王の言及

【乞食】より

…のちに〈蓮花落〉とともに雑芸場で上演されるようになった〈(すう)来宝〉も,〈乞食芸〉に始まるという。このほか江南地方には,こじきたちが扮装して家々をまわる〈跳竈王〉〈跳鍾馗〉という旧暦12月の行事のあったことが,宋の呉自牧の《夢粱録》や清の顧禄《清嘉録》から知られる。また文学の世界でこじきというと,のちに戯曲化もされた唐の伝奇小説《李娃伝(りあでん)》の主人公がとくに有名であるが,明末刊行の《喩世明言》と《今古奇観》に収められた〈金玉奴棒打薄情郎〉は,団頭のひとり娘の結婚を題材とした物語で,こじきの社会的な面もうかがえる。…

※「跳竈王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む