車系図(読み)くるまけいず

世界大百科事典(旧版)内の車系図の言及

【系図】より

…江戸時代に入って,系譜一覧の便,また同族親類の婚姻,養子縁組等の関係を知るためであろうが,竪系図が世代を経るごとに急激に増加し縦に記載しきれなくなった結果,大きな方形の紙面に,始祖を中心に放射状に,全体的には円形にまとめられた系図が出現する。いわゆる車系図がこれで,図表的,便覧的なものである。
[古代・中世の系図]
 名称としては《続日本紀》養老4年(720)条に,〈日本紀……紀卅巻系図一巻〉とあるのが初見とされ,帝王系図と推測されているが,伝存しない。…

※「車系図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」