世界大百科事典(旧版)内の軟らかい酸の言及
【元素】より
…クラス(b)の金属イオン N≪P>As>Sb,O≪S~Se~Te,F<Cl<Br<I。クラス(a)のような金属イオン(ルイス酸)を硬い酸,クラス(b)のような金属イオンを軟らかい酸と呼ぶ。また,硬い酸と安定な錯体をつくりやすいN,O,Fなどを配位原子とする化合物(ルイス塩基)を硬い塩基,軟らかい酸と安定な錯体をつくりやすいP,S,Iなどを配位原子とする化合物を軟らかい塩基という。…
【酸・塩基】より
… 硬い酸 半径が小さく,酸化状態が高い,高い状態に励起される外殻電子がないイオンや分子。 軟らかい酸 半径が大きく,陽電荷は少ないかゼロ,励起されやすい外殻電子がいくつかあるイオンや分子。 硬い塩基 分極されにくく,電気陰性度が大きく,また還元されにくい陰イオンや分子。…
※「軟らかい酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」