世界大百科事典(旧版)内の輔星の言及
【おおぐま座(大熊座)】より
…柄の先から2番目のミザルは,小望遠鏡で分離できる二重星であり,その主星自身は分光連星である。そのそばに見える4.2等星はアルコルという名だが,中国では輔星(宰相の星)として注目された。また柄の先端は破軍星と呼ばれ,武将の信仰を集めた。…
【星】より
… 添星(そえぼし)北斗七星の柄の第2星ζについている5等星gの和名。漢名の輔星(ほせい)として日本でも有名であったが,後陽成天皇の《御宸翰(しんかん)星の図》(宮内庁書陵部蔵)に〈ソヘボシ〉とかたかなで記入されており,以下江戸期の《節用集》にも輔星の和名となっている。しかし,この星に限らず,目だった星に付属する小さい星を漫然と呼んでもいたらしい。…
※「輔星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」