世界大百科事典(旧版)内の農業報国連盟の言及
【太平洋戦争】より
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[戦時下の抵抗運動]
自主的な労働組合と農民組合は,大政翼賛会が結成され天皇制ファシズムが成立した1940年10月前後の時期までに官憲によって解散させられ,大半の労働者は大日本産業報国会(1940年11月23日結成。〈産業報国運動〉の項参照)に,農民は農業報国連盟(1938年11月2日結成)や農会などにそれぞれ組織化され,〈生産増強〉〈食糧増産〉の掛声と警察の監視のもとに国策に協力させられていた。それにもかかわらず41年から45年8月の敗戦までの労働争議総数は,1941年334件(争議行為をともなうもの159件),42年268件(173件),43年417件(279件),44年296件(216件),45年13件(11件)にのぼり,総件数1328件(838件),総参加人員5万6857名(争議行為をともなう争議参加人員3万6896名)に達した。…
※「農業報国連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」