世界大百科事典(旧版)内の辻金物の言及
【辻金具】より
…三繫(さんがい)(面繫(おもがい),胸繫(むながい),尻繫(しりがい))の革紐や組紐が交差するところ,すなわち辻の留金具。紐が四方に出るものと三方に出るものとがあり,辻金物ともいう。前1千年紀以前の中国では青銅製の管状十字形や笠形が多く用いられたが,漢代に紐を環状金具にかけて留める方法にかわり,5世紀には鉄地金銅張り,金銅製,鉄製の脚付半球形金具の脚に紐を鋲で留める方法が加わった。…
※「辻金物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」