世界大百科事典(旧版)内の近蹄上目の言及
【長鼻類】より
…現生種はアフリカに2種,南アジアに1種しかいないが,地質時代にはアフリカ,ヨーロッパ,アジア,南北アメリカの熱帯から寒帯まで広く分布し,多くの種類があった。アフリカ起源の原始的な有蹄類(近蹄上目)でイワダヌキ目,カイギュウ目などに近縁であるが,鼻と上唇がいっしょに長くのび,手のように自由に動く〈鼻〉ができた。 頭は大きく首が短く,四肢は太く前・後足とも5指をそなえ,指骨の先端で体を支える蹄行性であるが,ひづめは不完全でひらづめに近い。…
※「近蹄上目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」