世界大百科事典(旧版)内の通勤定期乗車券の言及
【通勤】より
…都心業務地を目的地とする通勤者の居住する圏域を通勤圏commuter beltといい,この圏域は都市への人口集中と交通機関の増設,スピードアップ等によって拡大していく。東京大都市圏では1880年都心から半径5km圏内に224万人が居住し,徒歩通勤であったが,85年赤羽―新宿―品川をつなぐ鉄道が開通,99年には通勤定期乗車券が発売され,1925年山手線の環状運転が開始されている。60年代には通勤圏は40km圏,70年代には60km圏にまで拡大し,交通機関を利用しての通勤時間も80年には平均66分に達し,もはや限界といわれている。…
※「通勤定期乗車券」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」