世界大百科事典(旧版)内の速長比の言及
【モーターボート】より
…キールから玄側まで丸みをもった面で作られている単胴丸底型(ラウンドタイプ)は排水型の船型(図1のa)で,抵抗が少ない。 艇がある程度高速になり,速力V(単位ノット)と艇の長さL(単位フィート)の平方根との比(これを速長比という)が2程度になると,船底には動的浮力が働き,艇がもち上げられ,船体中央から後方の玄側を流れる水流がはがれて,半滑走状態で航走するようになる。さらに高速になると,玄側,船底ともにほとんど接水せず,後部船底のわずかな部分が接水するのみとなり滑走状態になる。…
※「速長比」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」