世界大百科事典(旧版)内の造作工事の言及
【大工】より
… 一般に大工carpenterは建物の構造部分を担当し,丸太や角材を積んだ壁,骨組構造の支柱や外壁,間仕切壁,屋根の小屋組みなどをつくるので,大工仕事を荒木工事rough carpentry(軸組工事)ともいう。これに対し,より精密で見栄えのよさを必要とする木工事は指物(さしもの)工事joinery(造作工事)と呼び,指物師joinerは壁板,壁パネル,床,天井,扉,窓,階段,家具,備品を担当した。このように日本の大工,建具職,指物師とは仕事の分担がかなり異なっている。…
※「造作工事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」