世界大百科事典(旧版)内の造天竜寺宋船の言及
【天竜寺船】より
…南北朝時代,天竜寺造営のため室町幕府が元(げん)に派遣した貿易船。当時は造天竜寺宋船とよばれた。1339年(延元4∥暦応2)8月に没した後醍醐天皇の菩提をとむらうため,足利尊氏は天竜寺の造営を企て,同天皇に伝領されていた嵯峨野の離宮亀山殿(かめやまどの)を禅院に改め,夢窓疎石を開山とし,寺領として元弘恩賞地日向国国富荘を寄進した。…
※「造天竜寺宋船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」